ブログを書くということ

亡父は世間一般の父親同様、直接的な愛情表現をあまりする人ではなかったが、四十九日を過ぎた頃に父のパソコンを覗いていたら、生前管理していたFC2ブログを見つけた。そこには子供(自分含む子ら)の成長記録が書いてあったり、時折、病気について同病の患者とコメント欄にてコミュニケーションをとって励ましあったり、弱音を吐露するような記事もあった。子供より他人の方が気兼ねなく、身上を話せたこともあったと思う。

また、そのブログの事は母以外には話していない。本人も見られていい気分はしないと思うし。

そして何より私が青年期の頃に亡くなったため、当時、仕事の仕方やプログラミングの知識など目もくれなかったが、それらの情報は現在、私が仕事をしていく上で、大きな糧となっている事は事実である。よって、ブログを書くに当たって、最低限のネチケットさえ守っていれば、どんな駄文雑文でも思っていることを書いて行った方が良いと思う。それら情報が家族や偶然読んでくれた読者の頭の中を渦巻いて、少しでも影響が与えられれば、この上ない事だと思う。